仏教では過去、現在、未来で物事を考えます。これを合わせて三世というようです。そして、一番尊重しなければならないのは、実存する現在だとしています。現在に全力を注ぎ、努力することが生きている者の務めだと説いています。来世ではなく、今、生きている人を基本にした仏教本来の考えでは、お墓をいつ建てたら良いという決まりはありません.大切なのは、建てる時期ではなく、供養の気持ちです。最近では生前に建てる方も多いようです。思いたったが吉日でよいと思います。
生前にお墓を建てることを寿陵といいます。戒名や建立者の文字が朱色のお墓を見かけられたら、それが寿陵です。現在では、場所によって寿陵の占める割合が70%以上の霊園もあるそうです。今,、寿陵が増えているのは、日本が世界一の長寿国になったことことにも関係があると思われます。かつての日本人は生きることに精一杯で、自分の死後を考える余裕などなかったわけです。寿陵の増加は、人々が来世を考えるゆとりを持ち始めたということで、豊かな文化のバロメーターでもあります。
仏教の先生によると、仏教ではあらゆる色を尊重しているそうです。基本となる色は五色(赤・青・黄・白・黒)で、この色のどれか1つが欠けても極楽浄土はできないとされているようです。だとすると「黒い石はお墓に良くない」というのはおかしな話です。一般的には関西は白色系、関東以北は黒系統の石をよく使います。それは関東以北には黒系統の石が産出したが、以西には産出されなかった、という理由からです。色のタブーは全く関係ありません。お好きな色で良いと思います。
お盆はお墓にいらっしゃるご先祖様をわが家にお迎えし、家族と共に過ごす行事です。ですから、ご家族そろってお墓参りをして、ご先祖をお迎えするための迎え火を、お墓の灯明からいただいてくるという習慣が昔からあるんですね。お盆の初日にはぜひ一家そろってお墓参りをして、お墓の精霊を心よりお迎えしましょう。お墓は家族の和をつくり、仲良く暮らすためにも必要なものなんですね。 以上、全優石発行「お墓博士のなんでも相談室」より抜粋
現在、仙台市営の霊園は「北山霊園」、「葛岡墓園」、「いずみ墓園」の3箇所ですが、このうち、毎年定期的に貸し出し募集が行われているのは「いずみ墓園」のみです。市民であれば宗教・宗派に関係なく借りることができ、申し込み方法は所定の申込書に必要事項を記載し世帯全員の住民票をそえて申し込み、その後抽選会を経て結果が郵送で通知されます。これらの日時と場所は毎年10月頃、仙台市役所が多いようですが、詳しくは市政だよりで告知されます。