展示場案内


復旧工事の種別と分類


基本的な復旧工事

A. 応急処置、短期耐震

B. 耐震、免震工

C. 地盤改修工

① ずれを補正する
② 転倒部品を引き上て設置
③ 傾きを補正する
④ 倒壊部品を整理、仮置
⑤ 倒壊部品の解体撤去
⑥ ずれを補正して接着
⑦ 転倒部品を引き上て接着
① 各部品のボンド接着固定
  +ステンレス鋼棒装填
② 墓石全段のボンド接着
  +ステンレス鋼棒装填
③ 竿石の免震棒装填
  +ブチルゴム充填
④ 法名碑-下駄-
 台石間の貫通ステンレス鋼棒装填

① 納骨堂入れ替え
② 骨堂基礎コンクリート打設
③ 天端コンクリート打設
④ 天端石張り

 

※耐震工事施工前の「地盤(土台、基礎)造り」が主となります

あくまでも二次被害を避けるための処置であり、ボンド接着による短期耐震も一定期間、墓参機能を維持するものです。 構造的補強で長期的な効果が見込め、シリコンボンドやブチルゴムを併用することで免震構造とすることができます。 耐震、免震工事を施す前にその下部の支持地盤(土台、基礎)を造る、または強度を上げるための工事です。

≪免震工事の信頼性について≫

  • 数年前より、お墓を新規建立する場合は免震工事を標準施工していますが、その施工済完成墓所は今回も含めたこれまでの地震では、現在のところ目視にての異常は認められておりません

リフォームによる震災予防を兼ねた復旧工事及び付帯工事

D. リフォームによる震災予防工事

E. きずや欠損部の修復、部品の交換

① 階段式⇒フロア式 <低重心化>
② 土や砂利敷⇒石張り <部分沈下=傾き防止>
③ コンクリートブロック⇒御影石製外柵
④ 墓前灯篭(約1m)⇒置き灯篭(約45cm)
⑤ 通常納骨方式⇒簡易納骨方式
(通常置くだけの花立や香炉を固定できる)
① 花立等が転倒した際に生じたきずを修復
② 竿石等が倒壊した際に生じた欠損部を修復
③ 法名碑の下駄が割れ、石材を加工して交換

※ 石は天然素材のため修復は、工場での切削や研磨が主となり、 割れた場合は交換となります
復旧工事と合わせて行うことで、費用を抑え、今後の地震被害を根底から予防するリフォーム。 耐震、免震工事後は脱着が不可能となるため、同工事を予定し、きずや欠損がある場合は事前の検討が必要。

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工事方法詳細と組み合せ


基本的な復旧工事方法

A(短期的効果)

【応急処置】・・・ずれを補正する等の応急的な処置。今後、中規模程度の地震でも安心できるものではなく、見た目の改善と二次災害を予防するための処置です。
【短期耐震】・・・強力な接着力を持つボンドで固定。ボンド自体の耐用年数が10~15年なので「短期的な耐震工事」に分類しています。

B(長期的効果)

【耐震工事】・・・ボンドを使用した接着「固定」とステンレス鋼棒を使用した「補強」を併用したもので、墓石、法名碑、無縁塔といった主なお墓の構造物単体での耐震構造を構築する工事です。

【免震工事】・・・ボンドを使用(固定)せず、ステンレス鋼棒を装填した周囲にブチルゴム等緩衝材を注入することにより、石材に負担をかけずに揺れを吸収する免震構造を構築する工事です。

基本的な復旧工事方法

C(総合的耐震)

【改修工事】・・・多くの墓石は“納骨堂の上にのっている”だけなので、総合的な耐震を行うのであれば、この工事が必要となります。基本的には現地検分やお打ち合わせ、お客様のご要望によって決定しますが、お墓の耐用年数と地震多発地域であることを考慮すると最低限かつ現状維持では最良の選択肢といえます。

D(根本的耐震)

【リフォーム】・・・地盤や外柵自体に問題がある場合は、地盤改良や外柵のリフォームが必要となり、軟弱地盤はもとより、昔のブロック等の人工素材で外柵をつくられた、または、墓石を解体する耐震工事を施工する必要性がある場合、外柵の「リフォーム」を合わせて行うことにより安価に、お墓の耐用年数に見合った根本的な耐震構造を再構築します。

E(オプション)

【修復】・・・浅いきずや欠けなどは工場での作業で修復することができます。深いきずや大きな欠損がある場合は基本的に修復はできませんが、成形によって改善できることもあります。

【交換】・・・割れてしまったり、大きな欠損がある場合は修復することができないので、交換となります。応急的に接着することも可能ですが、より脆く、危険な状態となります。

≪工事時期について≫

◎上記はすべて、着手まで時間がかかりますが、基本的にAからDの順に時間を多く必要とします。しかし、Cの改修工事やDのリフォーム等の長期的な予防措置をご希望される場合は、早期に仮復旧させていただくことも可能です。の場合は、余震での再被災のリスクが伴うことをご了承いただくことを前提にご相談させていただきます。

≪工事費用について≫

◎お墓の構成や大きさ、立地環境等により、工事費用が決定します。
◎すべての工事のお見積もりは現地を検分し、お打ち合わせの上、ご提示いたします。
◎お客様の了承を得ずに、一度お見積もりした金額に加算して請求することは一切ありません。
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参考資料


基本的な復旧工事方法

分類 平成15年以前に建立された場合 平成15年以後に建立された場合
墓 石

【工法】・・・竿石-上台間のみの鉄筋止め + 全段コンクリートモルタルまたはボンドによる目地シーリング

【状態】・・・骨堂の上にのっている(接着補強無)

【工法】・・・全段ステンレス鋼棒補強 + 全段シリコンボンドによる目地シーリング

【状態】・・・骨堂の上に上記と同様に補強して固定
法名碑

【工法】・・・下駄の切込に挟んで支える(補強無)

【理由】・・・昔、法名彫刻は解体して工場で作業し設置し直したため

【工法】・・・全段貫通ステンレス鋼棒補強 + 全段シリコンボンドによる目地シーリング

【理由】・・・現在は現場での法名彫刻が可能
灯 篭

【主流】・・・墓前灯篭(1㍍程度)
【工法】・・・鉄筋で補強されているが重心が高く不安定

【状態】・・・土面またはコンクリート面に直接置いてある

【主流】・・・置灯篭(45㌢程度)
【工法】・・・全段ステンレス鋼棒補強

【状態】・・・門柱や専用台に固定
外 柵

【主流】・・・階段式(お墓の設置面と同じ高さで参拝)
【工法】・・・鉄筋で補強されているが重心が高く不安定

【状態】・・・基礎にコンクリートモルタルで固定(補強無)

【主流】・・・フロア式(6~12㌢程の低いフロアで参拝)
【工法】・・・全段ステンレス鋼棒補強

【状態】・・・門柱や専用台に固定
基 礎

【主流】・・・部分打設(外柵や骨堂を設置する部分のみ)
【工法】・・・有筋 ※古い墓地には無筋も多い

【主流】・・・全面打設(墓所全体をフラットに全面打設)
【工法】・・・有筋 高強度仕様

※ 以上は宮城県北部の一般的な構造を加味した当社独自の見解による比較です。この他の地域及び他社の工法に関してはこの限りではありません。


お墓の基本構成図

※上記モデルは宮城県北部の昭和後期~平成初期頃に多い形(和型墓石、階段式外柵)です。
※上記モデルは平成23年現在当社が墓所建設の際に標準施工している免震構造です。


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