HOME

お知らせ

浄土真宗とは

Pocket

こんにちは。工事部の公平です。
今回は、浄土教の一つ「浄土真宗」をご紹介します。
他の宗派と違って戒律や修行などがない、珍しい宗派でもあります。

浄土真宗の教え、修行

浄土真宗は浄土宗の開祖、法然の弟子である親鸞が開いた浄土教の一つです。浄土真宗は阿弥陀仏の力によって、どんな人でも必ず救済されるという「絶対他力」の教えを重んじています。これは、信心を持っていれば往生した際に、すぐに成仏することができるという考え。浄土宗では、もともと「南無阿弥陀仏」と念仏を唱えることで、極楽浄土へ旅立つことができるという「専修念仏」という教えが中心です。しかし開祖である法然が亡くなった後、この念仏と往生への考え方が異なる弟子たちによって複数に分派されました。
その中の一つである浄土真宗は、自力で往生を目指すのではなく、物事すべてを阿弥陀仏にお任せする「絶対他力」を説いたのです。浄土宗は念仏を無心で唱えれば極楽浄土へと旅立つことができますが、浄土真宗はただ「南無阿弥陀仏」と唱えるだけではなく、阿弥陀仏への感謝の気持ちを込めて信心を持って唱えることが大事だと考えられているのです。基本的にその宗派の僧侶となるには、厳しい戒律を守って修行を積むという経験が必要です。しかし、浄土真宗は滝行や座禅、瞑想などの修行は行わない珍しい宗派でもあります。
これは、浄土真宗が阿弥陀仏の本願によってだけ、私たちは救われることができるのだという考えの元。そのため、あくまで浄土真宗では阿弥陀仏に対しての信心を持って「南無阿弥陀仏」と念仏を唱えることが、極楽浄土に旅立つ上でもっとも重要なことと定めているのです。

浄土真宗のお墓

浄土真宗のお墓は、基本的に幹石の部分に「南無阿弥陀仏」や「倶会一処」という、阿弥陀仏の教えを彫刻するデザインが一般的です。そのため、お墓でよく見かける「先祖代々之墓」や「○○家之墓」は彫らないお墓が多いです。家名を入れる際は、阿弥陀仏の教えを彫刻した下の部分や二段目、花立ての近くに彫刻する形になりますまた、浄土真宗では卒塔婆供養をしないため一般的には必需品となる塔婆立が必要ない構造になるため設計には注意が必要です。

<まとめ>

浄土真宗は「南無阿弥陀仏」と阿弥陀仏への信心を持って唱えることで、極楽浄土に行けると考えられています。そのため、戒律や修行がないなど、ほかの宗派にはない特徴がある宗教と言えるでしょう。

ピックアップ記事

  1. “墓じまい”が急増!遺骨はどこにいく?
  2. 石材選びは慎重に

関連記事

  1. お知らせ

    お墓参りに行けない… そんなときは代行サービスを活用しましょう

    ライフスタイルが多様化している中で、お盆やお彼岸の時期にお墓参…

  2. お知らせ

    どうして終活をするの?終活の必要性と目的はどんなものがある?

    最近自分のエンディングを決める終活をする方が増えてきました。…

  3. お墓

    ペットが亡くなった場合はどう供養する?

    家族の中心となって周囲の人々を癒してくれるペットは、家族同然の…

  4. お知らせ

    普段の会話に溶け込んでいる「あの」言葉。実は仏教由来の言葉だって知っていますか?

    こんにちは。営業部の秋山です。普段私たちが日常で使っている言葉の中…

  5. お知らせ

    墓石の大敵!?雨が続いたときのお手入れ方法

    6月に入り、ジメジメとした梅雨がやってきます。雨が続くとお洗濯もの…

  6. お知らせ

    お墓づくりの手順|信頼できる石材店探し

    こんにちは。営業部の秋山です。満開だった桜も徐々に散り始めましたね…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

最近の記事

アーカイブ

  1. イベント

    応援キャンペーン開催中です!
  2. お墓

    ご先祖様の供養のために。お墓参りの正しい手順
  3. お墓

    お墓の引っ越しをしたい!改葬の基本的な流れを知っておこう
  4. 石のコト

    御影石(花崗岩)について
  5. イベント

    毎年好評の新春初売りを2025年も行います!!!
HOME
PAGE TOP