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お墓を建てるときの注意点5つを解説!事前に知っておきたい流れや費用も言及

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事前にお墓を建てるときの注意点を知っておくと、納得のいくお墓づくりができることでしょう。
近年では、なじみ深い〇〇家之墓と書かれた和型墓石以外にも、洋型や自由にかたどられたデザイン墓も増えています。
またお墓参りをした際、自宅から遠かったり急な坂を登ったりしなければならず、苦労した経験がある方も少なくないと思います。
そのため、いざ自分がお墓を建てる際には墓石のことで後悔はしたくないものです。
本記事では納得してお墓づくりの際の注意点・流れ・かかる費用・メリットとデメリットについて解説します。

<お墓を建てるときの注意点>

お墓を建てるということは墓石のデザインを選んで設置するだけではありません。
墓地を選んだり後継者を決めたりと、お墓本体に関する事項以外も準備が必要です。
本章ではお墓を建てるときの5つの注意点を1つずつ解説します。

-場所

お墓は法律上、墓地や境内地、みなし墓地のみに建てられます。
これらの中から選ぶ際は、先ずアクセスしやすい立地があげられます。
理由は、お墓の継承者や子ども、親族がお参りしやすいようにしないとお墓参りが負担になってしまうからです。
他にも、駐車位置から墓地までの距離やバリアフリーに対応しているかなど確認するとよいでしょう。
アクセスが良くても、駐車場から墓地までの距離が長く足下も悪いと、将来もしも身体が不自由になった時にお墓参りが大変になります。

-費用

お墓を建てるのにかかる費用は、墓地使用料・お墓を造る費用・管理料の3種類です。
まず墓地や霊園を運営する管理者に、使用料として永代使用料を支払います。
次にお墓を造る費用は、大きく分けて墓石代、工事費、彫刻費です。
これらはお墓の大きさやデザイン、石材の種類などで金額が異なります。
また管理料は、墓地やお墓を管理するための費用です。
金額は寺院・民間墓地が年間1〜2万円ほどで、公営墓地は年間1,000〜1万円未満です。
滞納して一定期間が経過すると墓地の使用権がなくなり、お墓が撤去されてしまうことがあります。

-お墓のデザイン

墓石のデザインは和型、洋型、デザイン墓石に大別されます。この中から絞り込んでお墓のデザインを決め、石材の種類を選んで決めましょう。
その際に墓石の高さや大きさが墓地や霊園の使用規則に違反しないか確かめる必要があります。特に高さは墓石全体の高さの他に外柵や墓誌の高さまで別途制限されているケースがあるため注意しましょう。

-お墓を建てた後の手入れ

お墓参りは花やお供え物を置いて手を合わせるだけでなく、墓石のお掃除や手入れが必要となります。
墓石のお掃除は、布やスポンジでの水拭きが主となるほか、落ち葉やごみ拾い、除草などがあげられます。拭き掃除に使う用具はあまり硬いものを選ばないようにしましょう。
また、お手入れとしては彫刻箇所に着色している場合は定期的な色の入れ直しが必要になります。その他、石と石の間の目地も10年に一度程度シーリングし直した方が安心です。

<お墓を建てるときの流れ>

お墓を建てるのは、展示場やパンフレットを見て決めるだけではありません。
親族へお墓を建てる旨を話したり、建てる場所を選んだりと、想像よりも事前に行った方が良いことが多くあります。
本章ではお墓の建立を決めてから完成後までを順番に解説します。

-家族や親族に伝える

お墓の購入は、家族や親族に伝えてからのほうがよいでしょう。
理由は、将来的に維持管理やお参りをお願いする可能性があるからです。
お墓を管理していくには、管理費を決められた時期に納入しなければなりません。
知らないうちに維持費を滞納して一定期間が過ぎると、お墓は撤去されてしまうことがあるため注意が必要です。
このようにならないためにも、お墓の場所も含めて購入前に家族や親族への相談が必要です。

-お墓を建てる場所を決める

お墓を建てられる場所は公営墓地や民営墓地、寺院墓地や霊園などの選択肢があります。
まず公営墓地は、お墓を建てる費用を抑えたい方や宗教や宗派にこだわりたくない方に向いています。
しかし申し込み資格や募集期間の制限、申し込みが抽選になる場合も多く、確実に建てられるとは限りません。
次に民営墓地は、立地にこだわりたい方や手ぶらでのお参りへ行きたい方に向いています。
申し込み資格や宗教・宗派、遺骨の所持に制限がない場合が多いです。
最後に寺院墓地は、お墓の管理を寺院に頼めるため、手厚い供養を希望する方に向いているでしょう。
しかしお墓の形の制限や檀家制度への加入が必要な場合があります。

-墓石とデザインを決める

お墓のタイプはなじみ深い和型だけでなく、海外の映画やメディアで見かける洋型、最近では墓石に文字や絵柄を彫るデザイン型を選べます。
複数の種類から選べる墓石は、他にも石材や形、絵柄や彫刻なども選択可能です。
特に石は、白御影や黒御影の他にも緑や赤などさまざまです。
他にも、墓誌を別途設置するか、塔婆立は外柵に組み込むか等について決める必要があります。。

-契約する

墓石のデザインを決めたら、図面と見積もりを確認し、折り合いがつけば契約を締結します。。
この時に図面が適切か、見積書が妥当か、説明が的確かどうかのチェックが必要です。
特に説明が的確でないと理解しきれない内容と不安が残ったり、イメージとは異なるお墓が完成したりするリスクがあります。
これらに問題や疑問がなければ、契約を結びましょう。

-工事・完成

石材店と契約を結んだら、いよいよお墓を建てる工事へ入ります。
工事写真を撮ってもらい、契約内容と違っていないかチェックすることが重要です。
そうすれば立ち会いは必須ではありませんが、工事が安全に予定通り進んでいるかを確認しておくと後々まで安心できるので、可能であれば足を運んでおいたほうがよいでしょう。
お墓が完成したら、石材店の担当者も立ち会いの上で完成した墓石の確認を行い、問題なければ引き渡しとなります。

-開眼供養する

仏式の場合、お墓が完成したら開眼供養をおこないます。
開眼供養は入魂式とも呼ばれ、新しいお墓に故人の魂を宿す儀式です。
一般的には僧侶に読経いただき、納骨も同時におこないます。
開眼供養の服装は、喪服が一般的です。
しかし、参列者が家族や近親者のみ・開眼供養のみおこなうケースでは、参加者の話し合いによって平服でも問題ありません。
他にも、お布施やお花、お供え物も用意します。
お布施は開眼供養のみおこなう場合、赤白の水引がついた香典袋に開眼供養御礼と表書きし、納骨も同時におこなう場合には白封筒を用います。

<お墓を建てるメリット 4選>

最近は墓じまいのニュースが取り上げられるときもあり、お墓を建てても結局最後は閉めると思う方もいるでしょう。
しかし、お墓を建てるのにはメリットがあります。
本章ではお墓を建てるメリットを4点取り上げます。

-メリット 1. 家族のつながりを感じられる

お墓には、自分のご先祖様が眠っており、お墓参りへ行くとご先祖様に会えてつながりを感じられるでしょう。
お墓は顔を知らない先祖以外にも、亡くなった家族の存在に触れられるため、孤独感の解消につながります。
また先祖が代々命をつないでくれて、今の自分自身があることへの感謝ができるでしょう。

-メリット 2. 参りできる

自分の家にお墓があると、お参りができます。
お参りすると先祖に会えるだけでなく、昔からの教えや習わしを思い出すときもあります。
すると、今抱えている悩みや不安が解消に導かれるかもしれません。
例えば優しかった祖母が亡くなり、お墓に眠っているとします。
そのお墓へ手を合わせると、悩みに対して祖母だったらこのように言うかもしれないと考えられるかもしれません。

-メリット 3. 遺族に迷惑をかけない

生前にお墓を建てると、自分の思う通りのお墓を選べます。
そのため、自分の死後に遺族がお墓のデザインや場所、費用負担などを巡って悩んだり揉めたりするリスクを避けられます。
加えて、自身の死後に遺骨の埋葬場所を決めておくことが可能です。
お墓の建立は自分自身が安心できるだけでなく、遺族が遺骨の扱いやお参りできる場所として安心できることでしょう。

-メリット 4. 代々のお墓として使用できる

一度お墓を建てると、後世も代々引き続き埋葬が可能です。
代々埋葬していくには毎年維持費がかかりますが、墓石代や永代使用料はかかりません。
複数世代のお墓として使用すると、子孫は先祖に守られている安心感を得られます。

<お墓を建てるデメリット 2選>

お墓を建てるメリットがある一方で、デメリットもあります。
デメリットが墓じまいにつながる原因になる可能性もあるため、お墓の購入が億劫になるかもしれません。
本章ではデメリット2つを、解説していきます。

-デメリット 1. 費用・管理費がかかる

お墓が完成したあとも、維持管理費が発生します。
なかでも管理費は都市部か地方かによっても異なりますが年間1,000円から20,000円程度が相場です。
年1回程度しか支払いませんが、忘れて期間が経つとお墓は撤去されてしまうこともあります。
そのため支払いを忘れないよう、注意を払っておかなければなりません。

-デメリット 2. 無縁仏になる可能性がある

お墓を代々守っていくには、維持費を支払ったり掃除したりして管理していかなければなりません。
現在の管理者の後継が決まらないと、掃除や支払いなど管理をする方がいなくなり、お墓は廃れてしまい、結果的に無縁仏になる可能性があります。

<まとめ>

両親や自分自身が入るお墓や、まだ見ぬ子孫もともに眠るお墓の購入は、後悔したくないものです。
後悔しないためには、石の種類やデザイン、墓地の立地を納得するまで確認しましょう。
また現在の管理者が自分自身でも、いずれは子孫が管理にかかわり、親戚もお墓参りにきてもらうこともあるため、よく家族で相談することが肝要です。
もし宮城県内にお墓を建てようとお考えであれば、佐藤石材工業へ気軽にご相談ください。

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