HOME

お知らせ

新しい供養のカタチ。遺骨ペンダントを使用する際に気を付けること

Pocket

これまで供養の方法は火葬をしたお骨をお墓に埋葬するのが一般的でした。
しかし、最近では次々と新しい供養の形が登場していて、遺族や故人の希望に沿った方法がとられるようになりました。
その中でも故人と常に一緒にいられるとあって人気なのが、「遺骨ペンダント」です。
今回は話題の遺骨ペンダントとはどんなものなのか、使用について注意したいことをご紹介します。

遺骨ペンダントとは?

遺骨ペンダントとは、ペンダントの中にパウダー状にした遺骨や遺灰、遺髪などを収納できる小さなスペースがあるペンダントです。
一見して普通のペンダントと変わらないデザインのものが多く、お墓にすべてのお骨を埋葬するのではなくずっと遺族が身に着けていられる新しい葬送方法なのです。
たとえば、故人の死の悲しみがなかなか癒えない方、常に故人を感じながら過ごしたい方など、お骨を全てお墓に埋葬することに抵抗がある方もいらっしゃいます。
そんなときにすべてのお骨をおさめるのではなく、一部を取り分ける分骨を希望する割合が増えてきました。
この分骨したお骨をペンダントなどにして、手元に置いておくことを「手元供養」と言います。
ごく少量の遺骨ですが、それを常に肌身離さず身に着けていることが、いつでも故人のことを想えるきっかけになります。

手元供養に必要な手続きは?

手元供養をするためには、お墓に埋葬する分と手元に置く遺骨とを分ける分骨を行います。
本来分骨と言えば、複数のお墓にお骨を埋葬するのが一般的で、お骨が誰なのかを証明するため「分骨証明書」が必要でした。

しかし、分骨したお骨を手元供養するだけなら特別な手続きは必要ありません。
ただし、遺骨をペンダントにおさめるためにパウダー状にする必要があるので、専門の業者に依頼をして粉骨してもらう手続きが必要です。

遺骨ペンダントのアフターメンテナンスは?

遺骨ペンダントは数十年にわたって使用されていくものです。
形あるものはいつか壊れるように、遺骨ペンダントも時間が経つとチェーンが切れたり、留め具の部分が破損したりすることがあります。
身に着けている最中チェーンや留め具が壊れてしまったら、気づかないうちにペンダントを落としてしまうかもしれません。
ほかにはない大切なものだからこそ、なくさないよう古くなった留め具やチェーンは早めに交換をしましょう。
特に留め具は動きづらさを感じたり歪みがあるようだったりしたら、破損の前兆であることが考えられます。
違和感があったらできるだけ早く、専門の業者に依頼して修復してもらいましょう。

<まとめ>

遺骨ペンダントは特別な手続きがなく、手軽にはじめられる手元供養です。
しかし、時間が経過するとペンダント自体が劣化してしまうので、定期的なメンテナンスが欠かせません。
遺骨ペンダントの手元供養の専門店では、いつまでも身に着けていられるようアフターフォローが充実しているところもあります。
将来のことを考え、値段だけでなくきめ細かいアフターフォローができるお店から購入することをおすすめいたします。

ピックアップ記事

  1. “墓じまい”が急増!遺骨はどこにいく?
  2. 石材選びは慎重に

関連記事

  1. 情報

    時宗とは

    こんにちは。工事部の公平です。浄土宗の開祖である法然が亡くなった後…

  2. お知らせ

    雪やホコリからお墓を守ろう!墓石カバーを使った対策について

    雪が降る地域や、なかなかお墓参りに行けない人におすすめなのが、…

  3. お知らせ

    フロアのお掃除どうしてますか?

    こんにちは。店長の佐藤です。花粉の季節も一段落。天候に恵まれた今年…

  4. お知らせ

    禅宗とは?|臨済宗

    こんにちは。工事部の公平です。今回も禅宗の一つ「臨済宗」を紹介しま…

  5. お知らせ

    お墓の知識をつけよう!石の数え方「才」とは?

    普段私たちが物の大きさを計測するとき、使う単位は㎝やm、体積では立…

  6. お知らせ

    墓マイラーのススメ。著名人の珍しいお墓とは?

    突然ですが「墓マイラー」という言葉を耳したことはありますか?…

最近の記事

アーカイブ

  1. お墓

    遺骨をお寺に郵送する!?賛否両論の「送骨」サービスについて
  2. ならわし

    読経中に木魚を叩くのはどうして?なぜ魚がモチーフなの?
  3. お墓

    天台宗ってどんな宗教?お墓には特徴があるの?
  4. 墓地情報

    区画墓地のお知らせ
  5. イベント

    「石の市」開催します!
HOME
PAGE TOP